リッチな気分でお散歩しましょ!
こんにちは、シドニーナビです。きょうはシドニーシティからハーバーブリッジを渡って行く超高級エリア、モスマンをご紹介しましょう。ウィンヤード駅からバスで約15分ほどすると、高層ビルが一切なくて空が広〜いスピットジャンクションに到着。今回のお散歩はここからスタートしましょう。
モスマンはオージーの憧れの街として有名ですが、それもそのはず。新聞などの調査で“オーストラリア1お金持ちが住んでいる街”という結果が出ているんですって!シドニーじゃなくてオーストラリア1というところにその格の凄さがでていますが、実際は恐れる程のことはないですよ。“能ある鷹は爪を隠す”が如く“ホンマモンの金持ちは預金通帳を隠す”感じ?ん?全然違う??
バスを降りてミリタリー・ロードを歩いてみるも“普通のノースの街並み”的雰囲気でそれほど“お金持ちオーラ”は出ていません。しかし、よーく観察してみると歩いている親子連れのベビーカーや洋服が高級ブランド品だったり、お母さんの肌の色つやがよかったりとさり気なーく「特に目立つことはしないけど、かけるとこにゃあ手間ひまお金共にかけてます!」というのが伝わってきます。
メインストリートのミリタリー・ロードはどんな感じ?
一見普通の街並みですが、さすがにカフェやレストラン、ショップはすべてグレードの高いものばかり。本物志向の顧客のニーズに応えてます!ショップはちょっとお値段が高めですが、カフェは他のエリアとそう変わりません。道の両側にショップがあるので“行きは右側、帰りは左”のように見て行った方が良いかも。車通りはかなり多いですからね。カフェもかなり多いのでペース配分を考えてできれば2、3軒は立ち寄ってみたいかも?今日はレストランのランチではなくカフェ飯&デザートを楽しみませんか?
お店の入っている建物は高くても2階までなので、道を歩いているだけでも存分にウィンドウショッピングが楽しめます。空間を上手に使ったレイアウトも余裕を感じさせるものがあって、眺めているだけでもゆったりとした気分に。ファッション、キッチン&雑貨、ホームウェア・ショップと飲食関係が主ですが、銀行や郵便局旅行会社や病院などもあってちゃんと街らしい組み合わせを見せています。道に並べられた色とりどりの花の色と香りにウットリ。パブリック・スクールが幾つかあるので、午後3時近くの終業時間になるとお迎えの車や人で道やカフェも混雑します。カフェで新聞を読みながらコーヒーを飲むママと同じテーブルで宿題や読書をする子どもたちの姿に日本では見られないような新鮮さを感じました。
子ども服やオモチャ屋さんも大人ショッップ並みの多さ!
余裕のあるお家では子どもにも存分に手間ひまをかけられるのでしょうか?それとも庶民に比べて日頃からパーティーに参加する機会が多いからでしょうか? 翌年にはもう着られなくなってしまうであろう子供服(しかも値段は大人級!)をふんだんに買える余裕のある住民たちばかりだからこそ成り立つ商売だよなぁ〜。子ども服店が他の街に比べて非常に多い気がします。しかもどれもこれも可愛くってナビに子どもがいたらあれもこれもと着せ替え人形ごっこをしてしまいそうな品揃え! 「このデザインで大人サイズがあったらいいのに〜!」と子どもが羨ましくなるような素敵デザインが揃っています。
脇道を入ると図書館があるので、緊急のトイレ休憩に便利です!
モスマン・タイムとでも呼ぶのでしょうか?全体的にゆったりとした時間が流れているのがこの街の特徴。走ったり慌てたりしている人がいないんですよねぇ。シティの忙しさに比べて全くなんでしょこのユトリ感。平日の昼間からウィンドウショッピングやお友達とカフェでお茶をしたりとシドニー・マダムの生活を垣間みることができるので、マダム修行にはうってつけの土地かも。習うより慣れろでこの街に通い続けていたら本物に近づけるかしら?
約1キロ近く歩くと大きなラーンアバウトにぶつかります。
ラーンアバウト(ロータリー)の前に大きなパブがあって三叉路になっています。パブの右側(真ん中の道)へ進むとタロンガ動物園。左へ進むとガーナーズバラックやチャウダーベイまでのウォーキング・トレイルなどがあるミドルヘッド・ロード、一番右の道は住宅地へと続いています。
右にある小さな公園のベンチでひと休みしながらこのまま歩くか戻るか、時間と体力とともに相談してみましょう。
ちなみに、1つ手前の交差点(ラグラン・ストリート)の坂を降りて行くと5分足らずでバルモラルビーチにも行けますよ。
ラーンアバウトを過ぎるとぱたりとお店の姿は見えなくなって、ココからはお金持ちの本領発揮な高級住宅地に突入。夕暮れの邸宅街をふら〜り歩いていると住民気分は盛り上がりつつもこの辺りに帰る家を持たない寂しさが津波の様に押し寄せて来ちゃったりもします。
脇道に入ると見事なシティー・ビューが目に入りしばしウットリ。この辺りの高台にあるお家はすべて窓を大きく取ってあるので、毎日「額縁のような景色」を 堪能しているのでしょうねぇ。 夕方になると子グマのような大型犬の散歩をしている人にもよく出くわします。こんなにでっかいワンコはシティーのアパートでは飼えないんだろうなぁ。
いかがでしたか?シドニーは街によってがらりと雰囲気が変わるので、毎日テーマを決めて遊びに行くと楽しめますよ。
モスマンでお茶を飲んでいるとテレビでよく見るラグビー選手やセレブリティ、政治家に出くわすこともしばしばありますが、写真やサインを求めずに静かに遠くから見守るだけにするのが暗黙のルールとなっているのでご注意下さいね(家に帰ってからメールで“さっきXXを見ちゃったよー!”と友だちにミーハー報告するのはお約束ですけどね)。まだまだマダム初級のシドニーナビでした!
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2009-07-17