Balmoral Beach 〜 Chowder Bay 編
こんにちは、シドニーナビです。シドニーのノースショアには数えきれないほどのブッシュウォーキングエリアがあり、どこも贅沢な景観を誇っています。海外から“海を見ながらのブッシュウォーキング三昧”をするためだけにシドニーに滞在する人も多いそう。「興味はあるけどいきなり体育会的なコースに行くのは不安」という方でも安心して楽しめるよう、今日はナビが初心者でも安心なコースをご紹介しましょう。帽子と日焼け止めを忘れずに!
一分ほど歩くとウォーキングコースの入口があります。ここでコースマップを貰っておきましょう。
まず最初に見えるのが“Footwear Cleaning Station”。
オーストラリアの自然の生態系を守るために、靴底についた砂に含まれる植物の種子や動物の糞などを森林内に持ち込まないように、ここで落とします。
スタートと同時に階段が!でも見た目ほど急ではないのでのんびり登って行きましょう。疲れたらベンチで一休み。
四方を緑に囲まれて、森林浴をしながら歩いていたら前方にバナナの木を発見!
坂を上りきったら一旦、一般道を横切ります。再びブッシュに戻ったとたんに左手に海が見えてきます。
突然のオブジェ!
出発してから約20分、突然右手にカラフルな建物が見え始めました。ここは戦時中にミリタリー病院として使われていたところで、現在はオフィスやアトリエ、カフェなどとして再利用されています。
この辺りがちょうどチャウダーベイとの中間地点なので、カフェでちょっとひと休み。景色も良くて絶好の休憩ポイントです。
ウォーキングコースに戻る前に敷地内をちょっと探索。カフェの前にはなぜか牙の欠けたセイウチの像があります。戦争の名残りで今でも大砲が残っています。
さて、再び歩き始めること約5分。又もや突然視界が開けてきました。
この辺りはGeorge Headと呼ばれるエリアで、ノース&サウスヘッドに挟まれた海の玄関口が一望できます。それだけに戦時中には守りの要として非常に重要な役割をしていました。
たしかにここからだと海の様子が一望できます。今日は通常運行のフェリーだけでなく、潜水艦の姿も見られました。
足元を見るとなぜか花びらがたくさん落ちています
その理由は、眼下に見える高級レストラン(The Tea Room Gunners Barracks)にあり!ここは 景色もいいし、車通りもなくプライベート感覚に溢れているため、ノース在住のリッチオージーにとって憧れのウェディングスポットなのです。ちなみにここはタウンホールQVBにある“The Tea Room”の姉妹店。ランチとアフタヌーンティーで有名なのですが、貸し切りのことも多いので、電話予約が必須です。
ジョージズヘッドを過ぎればもうゴールは近し!今度は下り坂が多くなって来るので足元に気をつけて進みます。
坂を降りきる頃に、左側に建物がみえてきます。ここがゴールポイントのチャウダーベイバスステーション!
チャウダーベイにはレストラン、カフェ、キオスクなどのレストポイントがいくつかあるので、休憩前にここでまず帰りのバスの時間をチェックしましょう。土、日はバスが運行していないので平日に来ることをおすすめします(バルモラルビーチ行きのバスは毎日運行しています)
ガイドブックにもあまり載っていないこのエリア、実は歴史的にもかなり興味深いところなんです。詳しく説明するにはスペースが足りないので、また改めてチャウダーベイ特集をしますね!
今日のコースは片道約2.25km、記念撮影をしたりお茶を飲んだりとのんびり歩いて1時間半の道のりでしたが結構汗をかくので水の用意は忘れずに!
以上、シドニーナビでした。
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記事登録日:2009-04-20