オーストラリア第二の都市、学生が多く、英国風の歴史的建造物も多いという、魅力ある街ってどんなところ?
こんにちは!シドニーナビです。今日はオーストラリアを代表する都市、メルボルンにやってきました!このメルボルン、ビクトリア州の州都で、シドニーと首都の座を争う地(20数年間は臨時首都)だったほか、かつてはオリンピックも開かれ(1956年)、スポーツイベントも盛んな美しい街。「世界で最も暮らしやすい都市のひとつ」「トラムがはりめぐらされていて便利」「ペンギンツアーはぜひ参加して」などなど、多くの人にすすめられたので、週末を利用して、シドニーからちょっと遠出してみることにしました。
シドニーとメルボルンは飛行機なら1時間半と割と行きやすい場所。しかもエアチケットは平日など混雑していない時間に予約すれば往復でA$200を切る値段で行けるので、物価の高いオーストラリアにとってはリーズナブル。シドニー市内の旅行社「トラベランド」でチケットを予約したほか、ゲストハウスも予約してもらい、仕込みはOK。あとは格安チケットで早朝の便なので、乗り遅れないことを祈り、眠りについたのでしたが…
1時間遅れの便で出発
やはり早朝6時の便で5時起き、というのは、辛いものがありました・・・目覚ましが鳴らずに6時前にようやく起床、荷物は整理してあったのですぐ出発したのですが、空港に着くと案の定カウンターに長い列・・・結局は追加料金を払って1時間後の便に乗ることになりました。
それでも、朝の8時過ぎに到着。空港前に停車しているリムジンに乗って、市内に向かいました。空港往復はこのリムジンバスが最も適当でした。ナビは空港で割引となる往復チケットを購入。
メルボルンのバスターミナルは市内の西側、サザンクロス駅にあり、ここでバスを下車。ホテルは市内の南側にあるフリンダース駅だったのですが、荷物も少なかったので徒歩で向かうことに。
以前はスペンサーストリート駅、今はサザンクロス駅に名称が変更されました。
市内はトラムでいっぱい!
バスターミナルを出ると、目の前の通りには、いくつものトラムが走っています。これだけで、乗り物好きのナビ、ウキウキした気分。
メルボルンのバスターミナルは市内のガイドブックの地図を頼りに「King st,」「Queen st.」と過ぎて行きます。市の中心部は碁盤の目のようになっていて、とても分かりやすいです。フリンダース駅の北側にある「エリザベスストリート」で左折すると遠くに黄色い建物が見えてきました。これが駅のようです。
駅前にあるホテルはすぐに分かり、そのままツアーランドの支社にも顔を出し、フリーペーパーなどをゲット。そんなデータを見ながら、市内散歩を開始しました!
ツアーランドのスタッフたち。いろいろアドバイス、感謝です!
宿泊したフリンダース駅前のゲストハウス「Elephant Backpacker」入口。けっこう多くの人が利用していました。感想は可もなく不可もなく。
クリームイエローの色彩が美しいフリンダース駅
実はナビ、2日間しか滞在する余裕がなく、この日の午後3時から「ペンギンツアー」、次の日はまる一日「グレートオーシャンロードツアー」と欲張りにもスケジュールがパンパンだったので、市内を歩ける時間はお昼を挟んだ数時間あまり。短い時間ながら、どのくらい回れるかチャレンジです。
まずはフリンダース駅ですが、メルボルンへの玄関口として郊外各所へ路線が発着するため、多くの人がスクランブルしていた場所。そして駅の斜向かいにあるのがセント・ポールズ・カテドラル(St.Pauls Anglican Cathedral)。1891年に建造された荘厳な教会です。
フリートラムに乗ってみました!
この街で楽しみにしていたトラム見物。車体が全面広告になっていたりしますが、カラフルでたいへんバラエティに富んでいます。トラム路線のひとつ「City Circle」線は市内循環になっていてフリーチャージ。街のだいたいの外観を知るために乗車することに。
ちなみに、メルボルンはツアリストにはありがたいサービス、市内観光フリーバスもあります(St.Pauls Anglican Cathedral前で)。
フリンダース駅にちょうど停車していた「City Circle」のトラムに乗車。ツアー客が多く乗車しているようで、いろんな国の言葉が飛び交っています。
車体はとてもレトロな趣きだったのですが、車内も木造の部分が多い昔の路面電車風。なかなかの乗り心地で、市街の西側にある港を経由して、また市内の中心に戻ってきます。車内に路線図も無料配布していたので、とても分かりやすかったです。
そして、たぶん中央通りであろう、スワンストン・ストリート(Swanston St.)で下車。そこから繁華街を散歩してみました。
中華街でランチを
正面には雰囲気のある建物が。州立図書館です。前の広場では天気がよかったためか、人が集まって、ランチなどを楽しんでいました。
3ブロックくらい歩いたところがチャイナタウン。中華料理店や漢字の看板が増えてきたのでたぶんここら辺だろうと、ちょっと狭いLittke Bourke St,を入っていきます。
ちょうどお昼時だったので、ビジネスマンやら、学生風の人たちがたくさん出てきていて、餃子屋さんなどに列を作っています。人気店なんでしょうね。
中華風の門がある風情は日本の中華街と同じですが、世界中にチャイナタウンを作るこの中華民族のバイタリティは、南半球のメルボルンでも十分に発揮されていて、すごいなー、と感心させられました。
いろんな中華屋が並ぶ中、麺うちのパフォーマンスをしていて、お客さんもたくさんいそうな麺店(「家家楽」175Russell St.)を発見。ここで昼食を取ることに。北方風の麺を中心に出すお店でしたが、タケノコ、山芋など野菜など具だくさんで、たいへん美味しかったです。
この近辺はタイ料理、ベトナム料理、韓国料理など移民をしてきたと思われる人たちが開いている店が多く、エスニック系を中心にいろんな料理が楽しめる場所のようです。
ほか、QVM(クイーンビクトリアマーケット)や大手デパートMyer(マイヤー)などもこの近くにあるなど、けっこう賑わっていましたが、それでもシドニーと比べるとコンパクトな作りだな、という感じです。
<大道芸もなんのてらいもなく、人々の目を楽しませています>
地図を確認すると、州議事堂やミュージアム、大学、病院などの文教施設が繁華街の東側に広がっていました。メルボルンは1901年のオーストラリア連邦成立後、20数年間は臨時首都だったこともあって、英国らしいクラシックな建物が多く点在しています。落ち着いたイギリスのムードを味わいたい方は、こちらまで足を運んでみてください。
ヤラ川のほとりにて
翌日の朝は早起きをして、今度は南半球最大のカジノ「CROWN」もあるフリンダース駅の南側、ヤラ川のほとりを散歩してみました。ジョギング気分でとても爽やかな朝を迎えられました。
リバーサイド沿いにショッピングモールやカフェなども並んでいるので、昼間も楽しめると思います。
こちらは大カジノが入っているビル。
少し歩き足りず、トラムにゆっくり乗る時間もなかったのが残念ですが、歩きやすく、若者たちも多い、洗練された街だと思いました!以上、メルボルンからシドニーナビでした!
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2008-07-01