シティからバスに乗ってタイムトリップ!?19世紀に建てられたお屋敷で過ぎたる華やかな時代に思いを馳せてみませんか?
こんにちは、シドニーナビです。イギリスの香り漂うシドニーは、歴史的建造物が多く残ることでも知られているのをご存じですか?今では東京やニューヨークより家賃の高い街となり、シティ近くでは「オーストラリア」のイメージとは離れた狭いユニット(アパート)暮らしをする人がほとんどですが、今でもちょっと離れるだけでかつての栄華の面影を残しているÒ本物の豪邸Óに触れることができますよ!
オーストラリアはプレートの上にどっしりと構えた土地なので基本的に地震がないことで有名。石造りの家などは100年以内なら新築扱いされてるんじゃないの?と思うほどの値段が付き家を買おうにも値段がなかなか下がらないのが実情。もちろん、外身は大丈夫でも電気や水道、内装などは丁寧にリノベーションを施して、クラッシックな外観とは対照的にモダンな内装の家も数多く見られます。
「何でもかんでも取り壊して新しい建物を造らない」と言うのがシドニーに限らず、オーストラリア全土に見られる考え方なのではないでしょうか?現在シドニー近郊には10以上ものÒヒストリック・ハウス・トラストÓに指定された建物があり、歴史的建築物の保護活動をしています。
本日ご紹介するヴォークルーズ・ハウスもその中のひとつ。シティから海沿いを東に向かってブンブン進んだ超高級住宅地、ヴォークルーズにある緑豊かなその土地に、一歩足を踏み入れた途端に19世紀にタイムトリップをしてしまいそうです。
あいにく、 今回は時間的に建物の中に入ることができませんでしたが、ノンビリ公園内を歩くだけでも軽く1時間は過ぎてしまいます。
かつては目の前にあるバス停を含めてこの辺り一帯の土地全部がヴォークルーズ・ハウスの敷地だったそう。どれだけ土地持ってるんだー!!とちょっと妬み心が湧いてきそう!
敷地に入るとまずは見渡す限りの緑と樹齢数百年はありそうな大木。石のベンチからはかつて海まで見渡せたのでしょうね。今では周りの木が大きくなりすぎてその間からしか海を臨むことができませんが、当時の風情は充分に残っています。振りかえれば広い空と同様に見渡す限りの緑ミドリみどり!ドレスを着て優雅に馬に乗って広大な自然を謳歌〜ってどんどん妄想は膨らんで行きます。
見渡す限りの緑と花たち、立ち上る花の香におもわずうっとり!
この公園は一年中いつ来ても庭の手入れがしっかりと行き届き、花が咲き乱れています。邸宅と噴水をバックにまるで植物園にいるかのような香りに包まれて散歩をしたり、ベンチで本を読んだりとゆったりと過ぎ行く時間を楽しんで!
噴水周りの芝生の中は立ち入り禁止になっているのでご注意下さいね!
取材時にはドアが既に閉まっていましたが、建物内を見学するときはこの中の受付で入場料を支払ってから奥に入る仕組みになっています。この小屋はギフトショップも兼ねているので、入場しない場合もオミヤゲを探しにちょっと覗いてみてはいかがですか?